Thursday 5 April 2018

昭和の料理本

最近、庭仕事(こちらを参照ください>園芸家12ヶ月) と同じく夢中になっているのは昭和の料理本研究。時期は1970年代から80年代にかけてのもの。当時はスパイスや調味料も今より手に入りづらかったのだろう。ベーシックなものが多く、かえっていい。

もうなかなか手に入らなかったり、古本市場でも高値のものも多いので、もっぱら図書館で借りている。もちろん書庫に入っていたり、所蔵していないものも多いので、取り寄せてもらっている。これが楽しい。特にお菓子本。

スタイリングもとても贅沢で夢のおとぎばなしのようなものも多く、ケーキのデコレーションも過剰。特に文化出版局、鎌倉書房の本がぐっとくる。

入江麻木、佐藤雅子、ホルトハウス房子等、本を広げる度にわくわくする。西洋に対して憧れがあった時代。物語のようなすてきな世界が展開されているのは西洋料理本が多いような気がする。

実際は、西洋料理より和食のほうが興味あるしだんぜんつくるのは季節に応じた地元の食材を活かした和を中心とした料理。それでもひさしぶりこういったなつかしいこってりとした料理をつくってみようといった気になる。きちんと手間隙かけてつくる料理が掲載されているのも好印象。あいだにはさみこまれているエッセイも良いものが多い。食に関する本が好きなわたしにとっては、それも嬉しい。

(my)