Sunday 25 February 2018

世界はレコード盤のように

前回のブログで筆不精を克服したと書いたとたん、1週間以上ブログから遠のいてしまった。
何事もおおきく公言してしまうとあとで後悔することになるのかな。そんな気もするけど、以前よりは実際ましになっていることだし、良いことにしよう。

ほんとあっという間に時間が進んで行く1月と2月。12月の師走も入れると3ヶ月間、33回転のレコードを45回転でかけ間違えているような気分だ。いつもよりビートは速くなるし、歌声はうわずっている。でも音質は良い。そんな感じ。

さらにSP盤と勘違いして78回転でかけなくてよかった、と思うことにしよう。ここまで速く時間が進むと全く別の世界になってしまう。ターンテーブルじゃなくて、蓄音機で電気を使わずに、さらに鉄針で78回転再生してみると結果は逆になるかもしれないな。のんきな世界が現れるんだったらぜひ試してみたい。

(青柳)

Friday 16 February 2018

暦の不思議

なんだかわくわくする気持ち。特別な気分。

春を感じる暦の不思議。同じようで違う一日のように感じるのは、今日が何の日か知っているからでしょうか。

ゆっくりネルドリップで淹れた珈琲を飲みながら、これからどんなことがやってみたいのか考えてみました。状況が揃うまで我慢して何もしないより、今できることそれが些細なことでも行動していくことが大事だと最近今更ながら気が付きました。そう思えるまでに、今までかかってしまったけれど。目的地に到達する時間も、その寄り道のような時間も味わい楽しむこと。そうしていこうと思います。

(今日の文章は、今読んでいる熊井明子さん「私の部屋のポプリ」に影響を受けています。すぐに影響を受けるわたし・・・。我ながらわかりやすく単純やわ。)

(my)

Tuesday 13 February 2018

苦手を習慣にするには

ブログをリニューアルしたのが去年の2月。ちょうど一年経ったということに気づいた。一年前がとても遠い昔のように思える…

幼い頃から日記を毎日コツコツ書くのがとにかく苦手だった。小学校の頃は夏休みの最後の1週間に捏造日記を書くありさま。文章以外のことだと日々同じことをやることも嫌いではないのだけど…自分が好きなことだと自然に続けられるが、気持ちに負荷がかかる億劫なことを続けるのができない、というとても明快な理由。

統計を見てみるとこの一年間のブログ数は234。打率で言ったら6割4分。3分の2の割合。後半ペースは落ちたからこの結果だが、前半はほぼ毎日アップしていた。

習慣になった秘訣は、ブログを妻と交代制にしたこと。自分ひとりだといくら強い意志で始めたところで、今までと同じ結果だったと思う。僕が書かない限り、妻はやりたくてもブログができない。バトンはなるべく早く渡してしまいたい、ずっと自分が持ちたくない。そのちょっとした意識が習慣になるきっかけとなった。回を重ねるにつれ、妻のブログが楽しみになり、早く次回が読みたいという気持ちも生まれてきた。そうしたら自然と日常のひとつとなっていた。

苦手なことを習慣にするには何か上手い仕組みを作るのが良いのかもしれない。その仕組みは意外と自分の頭で考えない方がうまくいくのかも。克服したいことがたくさんあるけど、次は何にしようかな。

(青柳)

Friday 9 February 2018

和菓子

昔はだんぜん洋菓子派だった。以前住んでいた阪神間は、全国的に洋菓子のレベルが高く、手頃な値段でたいそう美味しいケーキやらがたくさんあった。(よって、高くておいしいのは当たり前やんという価値観に。)およばれより日常的な感覚。

こちら彦根に越してきて、洋から和の暮らしに変わったら、風土に影響されたのかいままであんまり興味のなかった和菓子が断然気になるように。生クリームが好きだと思っていたんだけれど、実はあんこ好きという事実に自分でもびっくり。

若菜晃子さんや畑主税さんの本を片手に、全国のいい感じの和菓子屋のお勉強。(気になったら、まずはその分野の本を読むのです。)「一日一菓」という本も、眺めているだけでわくわくする気持ちに。

もちろん滋賀にも気になる和菓子がいろいろある。たとえば畑さんの「ニッポン全国 和菓子食べある記」ではじめて知った愛知川の老舗和菓子屋。もう少しあたたかくなったら自転車を漕いで行ってみたい。

(my)

Tuesday 6 February 2018

月がおしえてくれたこと


今日は特に月が美しいと思っていたら、特別な夜だと知った。それも150年ぶりの月。前回とだいたい同じ時に建った家から眺めるのも感慨深い。

その日の昼下がり、レコード棚を見ていたら、Beach Boys "Pet SoundsとMy Bloody Valentine "tremolo ep" が目に入り、無性に聴きたくなった。仕事が終わってからゆっくり聴こうと思って、ターンテーブルの近くに置いた。ぼくにとってのベスト「月の曲」が両方のレコードに収められている事に後から気づいて驚いた。

晩ごはんを食べながらNHKラジオを聴いていたら、不定期番組「ムーンライトシャワー」が始まった。今日はこの特別な月に合わせての放送だろう。粋な計らいだ。DJイワサキ氏による昭和的な一人語りとイージーリスニングな選曲がいつも良い。

Chet Bakerによる"My Funny Valentine"が流れた。今宵に聴くとほんとうに月でChetが歌っているかのようだ。そういえば、赤い月形のソファに女の子と楽しそうに座っているジャケットのChetのアルバムもあったっけ。

食後にずいぶんと小さくなった月を確認してから、マイブラの "moon song"を聴いた。"honey power"からの繋がりが好きなので、B面最初から針を落とした。心なしいつもと異なる味が混ざっている。不意に"My Bloody Valentine"  が"My Funny Valentine"を文字っていることに気が付いた。("My Bloody Valentine" という変な名前は、初期メンバーがカナダのB級ホラー映画のタイトルから拝借したらしい。)この関係性に気づくことは不思議と今まで一度も無かった。今日の不思議な時間軸が、僕の頭に何かを送信してくれたのかもしれない。

Beach Boys "Let's Go Away For Awhile"がもう一曲の月ソング。初めて乗った飛行機の窓から雲の上に輝く夜月を見たとき、この曲の音が脳内に再生された。そろそろ一時的に月が完全に消えてしまう時間。曲名さながら、しばらく月がどこかに行ってしまったかのようだ。

特別な月の夜、ぼくは不思議な気づきの巡り合わせに驚いたけど、スーパーブルーブラッドムーンにとってはこれくらいのことは、ごく普通な出来事なのだろうな。

(青柳)

Monday 5 February 2018

立春

1/31は皆既月食を眺める。スーパーブルーブラッドムーンは152年ぶりだそう。horaanaの建物は、150年位経つといわれているのだけれど、だとしたら2回目と思うと時間ってすごい。赤銅色にかわる前に、雲に覆われてわからなくなった。

2/3は節分。巻き寿司をつくって食べた。理想としては下村の穴子を入れたかったけれど・・・結局野菜のみのお寿司に。豆まきもしっかりした。

そして、昨日立春を迎えた。気持ちの上では、新しい年気分になりたい。

このブログもはじめて1年経つ。これからは、かっこつけ文章から卒業したい。(わたしの好きな文章は、抑制のきいた硬質なものが多くそういうのに憧れていたのです。だいぶん格好つけてブログを書いていたかもしれない。でも・・・そういうのあんまりやなというかおもんないなというかだれや??と思うようになってきています。赤裸々過ぎるのもどうかと思うけれど。言葉ってむずかしいな~。)今後ともよろしくお願いします!

(my)