Sunday, 14 January 2018

I LOVE VALOR


外にいるのととあまり変わらないくらい寒いhoraana。昔の農家建築は、家にとってダメージを受けやすい夏の気候に合わせて、空気が循環するように作られているから仕方がない。そのかわり夏はクーラーが要らないくらい涼しい。でも冬は大変…

ガンガンにストーブを焚いても外気が入って来るので、意味がない。結局一人一台のストーブを火鉢のように使っている。かなりの至近距離に置くので普通の石油ストーブだと熱すぎる。valorというイギリスのメーカーが作っていた古いストーブが火力が弱く、燃費も良いので丁度良い。

valorストーブのような物をもう一台増やそうと思って色々探したけど、なかなか見つからない。こんなにあったまらないストーブ、時代遅れなんだろうな。

結局オークションでvalorの2灯式を見つけて購入した。今までのは円筒形だが、今回のは箱型。内部を見て分かったが、今まで使っていたストーブと全く同じ部品を使っている。タンクは一つで、点火する筒が2本生えている。

2倍の暖かさになるということか!と喜んで2本に点火したが、それほどでもない。新しいvalorは熱を上でなく、前に放出する構造だから、暖かさの質がことなる気がした。ふんわりとした熱が良い感じ。

寒さに応じて点火する筒の本数を変えて温度調節できるのも画期的、というかかなり原始的だ。valorは初めて使う人には火加減が難しいストーブ。コツをつかんで、まめに手入れをしていれば、綺麗なブルーフレームが生まれる。超シンプルな作りなので、メンテナスすれば一生物だ。

こんなに可愛いストーブ、なかなか無い。手がかかっても素直な子ほど愛おしいものなのだろう。

(青柳)

Wednesday, 10 January 2018

達成感

プリンが好きだ。しかし、今まで手づくりして納得いくものができなかった。甘い具なし茶碗蒸しのようになってしまったり。カラメルが特に難しかった。一度飛び跳ねた高温の砂糖水が手についてめちゃくちゃ熱くて、怖くてトラウマになっていた。

今回、秘訣をきき再チャレンジ。何度もやってみてできなかったカラメルソースが今日はコツを聞いたせいか、スムーズに。かちっとギアがかわるようにこれまでと違う感触。これは会得したのではないかという瞬間。

スペインの素焼きの型に流し込む。オーブンで蒸し焼きに。はじめて自家製プリンの納得いくものができた。美味しいと同時にすごい達成感。

なんでも習得するには、しつこさと秘訣(情報)が必要だ。挑戦して、あきらめずにやっていたらふとした瞬間にできるようになるのだろう。地道にこつこつと、羅針盤を持ちつつ。

[追記] わたし好みのプリンが出てくる喫茶店は、鎌倉ロンディーノと京都スマート。昭和っぽい日本のプリンが理想です。

(my)

Sunday, 7 January 2018

もち型のおと

おせちと日本酒にくわえてお正月の楽しみになっているのは、もちをたくさん食べられること。こんがり焼いてのりと醤油で食べるのが好きだが、お雑煮でお吸い物に入ってしっとりした感じもまた良い。主張しない奥ゆかしい味もよいが、もちならではの触感が最高だと思う。ねばりがあってコシがある絶妙なかたさ。他にありそうでないような気がする。

音楽を聴いていて気持ちいい音だなと感じるとき、中低域にコシのような感覚がある場合が多い。そのコシ具合はいろいろなパターンがあるのだが、まだ分類できる程には研究が進んでいない。でも、ひとつだけ前から分類に入れたいと思っているのが、「もち型」。もちの触感に似た独特のグルーブ感を持つサウンドだ。

代表例は、まりん(砂原良徳)の『LOVE BEAT』。まりんの全ての作品がそういうわけではなく、『LOVE BEAT』以降が「もち型」に入る。「もち型」の音がすごいのは、どんな再生環境でもよい音で聴こえること。カーステレオでも安いイヤフォンでもそれなりに気持ちいい。

このお正月に実家近くのレコード店でまりんの『WORKS '95-'05』が中古で見つかったので買ってみた。DISK 1はファーストから『LOVE BEAT』までのアルバムから選曲された11曲、DISK 2はリミックスワークを集めた15曲というたっぷりとした内容。曲順が年代順になっているので、いつ「もち型」のサウンドになったのかを分析できてとても面白かった。

分かったのは、突然「もち型」になったのではないということ。徐々にサウンドにおける「もちつき」が始められ、LOVE BEAT期に完全に「おもち」として完成した印象を持った。

まりんサウンドの「もち成分」、そして「もちつき」作業がどんなものであるのか知りたいが、そう簡単に分かるものではないんだろうな。「餅は餅屋」ということだし、まりんにまかせておくのが一番なのかもしれない。

(青柳)

Saturday, 6 January 2018

わが道

情報やうわさばなしなんて当てにならないと痛感。知っているつもりなのに、判断が揺らぐときもある。そんなときは情報のノイズで直感が鈍っている証拠。

自分がどう感じるか、どう思うか。なにについて、楽しいか美しいか心地よいとかは、わたしにしか分からないこと。まわりのことばや情報に惑わされたり、一喜一憂をするのではなく、自分の感覚や気持ちを信じてやっていこうという新年の決意。
(もちろんそれを他人に押し付けてはいけない。)

(my)

Friday, 5 January 2018

お正月といえば

新年あけましておめでとうございます。
本年もホラオーディオをどうぞよろしくお願い致します。

おとなになってから、お正月が大好きになってしまった。
理由は、おせちと日本酒が最高だから。こんな豪華な和食と日本酒を日中からたらふく頂けるなんて、一年でこの時しかありえない。

滋賀に来てから和食・日本酒が身に沁みて美味しく感じる。自然に近い、土地に根ざした生活を送っているからだと思う。日本の四季と食の関係性が、なんとも絶妙だということを知った。

元旦に実家で色とりどりの重箱を眺めながら、昔の人たちがどういう思いでおせちを作っていたのか想像した。これほどまでに豊かな日本文化を作り上げた昔の人たちに敬服する。

来年は薄暗いhoraanaの空間でおせちを味わってみたい。きっと視覚効果が高まって、より美味しく感じるように思える。

(青柳)

Saturday, 30 December 2017

日日雑記#3

彦根はすこぶる冬らしい気温と景色。それでも久しぶりに外に洗濯ものをだして乾かすことができた。

やはりあわただしい一日。時間をつくってゆっくりうる星やつらでも読もうと思っていたのに、できなかった。

今日の楽しみは、NHKFM世界の快適音楽セレクションのスペシャル番組。前から心待ちにしていた。らじるではなく、電波をひろってスピーカーMONOで聴く。喫茶謎のオムライス話もきちんと聞けて、年末の締めくくり感あり。どうしても入らない場合(例;彦根にて湘南ビーチFMがききたいとかポッドキャスト)は仕方ないにせよ、やはりラジオは電波に限る。

お昼はもちろんオムライスにした。(参考にしているのは、高松のおなじみのもの。)余裕がないなかでも、おやつの時間は大事なのでしっかりホットケーキをつくっていただく。(こちらは、なかしましほ「おやつですよ」のレシピを参照。)

本、音楽や装い、おうちのことや社会のこといろいろ考えてはいるのだけれど、結構な割合でごはんのことが頭に浮かぶことが多い。くいしんぼうなのかもしれない。

(my)

Friday, 29 December 2017

非日常のスポットライト

京都高島屋のレコードフェアに参加することになり、6日間連続で店頭に立った。こういった接客は初めての経験。一日10時間も同じ空間に居続けるなんて僕に務まるか正直心配だった。

実際経験してみると、一日が驚くほどあっという間に過ぎていく。ものづくりに集中している時も一日は短く感じるが、それとは質が異なる。

普段あまり出会わないような年齢層の方々とのやりとりは新鮮だったし、レコードを探している人たちの表情を見ているだけで楽しめた。3日間会場内でラジオ番組をやったことも程よい緊張感があって、気持ちのメリハリ。社員食堂や喫煙室でデパートで働く人たちを見ていると、ドラマの世界みたいだ!とテンションが高まったりした。

ようは「非日常」を楽しんでいたんだと気付く。horaanaでの営みとは正反対ともいえる毎日だった。夜型の活動時間に陽の当たらない空間での一日。不特定多数の人たちとの出会い。

経験ってたのしいな、と思う。違うことに接すると、あたりまえのことにスポットが当たる。ロンドンに留学していた時は、今まで全く意識していなかったようなことを気付かされる毎日で、体内をグルグル撹拌されたような感覚だった。今から思えば、その経験はその後の人生に大きな影響を及ぼしたんだと思う。

horaanaの薄暗い灯りの中、ストーブにへばりつき、フェアで収穫したレコードを聴きながら回想。

(青柳)